宇都宮線の臨時列車

宇都宮線の臨時列車について

宇都宮線には土休日に行楽な便利な臨時列車が運転されています。多くは特急型車両を使用した列車で、快適に移動ができます。このうち特に運転頻度の高いものを紹介します。運転日やダイヤについては時刻表または臨時列車の運転予定を参照してください。なお、ここに掲載されている列車は全て全車指定席です。乗車するには必ず指定席券(510円)が必要となります。

快速フェアーウェイ

概要

運転区間:新宿〜黒磯(会津若松への延長運転あり)

沿線のゴルフ場へのゴルフ客輸送を目的として、1987年より新宿〜黒磯間で運転が開始されました。種別は臨時列車ですが今のところ土休日の度に運転されています。現在は会津若松まで延長運転されており、ゴルフ客だけでなく登山客や南東北、猪苗代・会津方面への観光客などにも利用されています。青春18きっぷのシーズンにはかなり混雑し、禁煙車は満員ということもありますので、禁煙車希望で窓側あるいは二人で隣り合った席を取りたい場合は早めに指定券を購入する必要があります。半室ながらグリーン席もありますので、ゆったりとした旅を楽しみたい場合などに利用することができます。

車両

車両は夜行快速ムーンライトえちごの間合い運用として6両編成の485系が使用されています。新宿方の先頭車運転台側は半室グリーン席となってます。反対側の黒磯方先頭車1両はムーンライトえちごではレディースカーとなっており、イスの色やデッキの壁の色が他車と異なっています。フェアーウェイではレディースカーとしての区別はありませんのでその他の車両の指定席と同じ扱いとなっています。

フェアーウェイ
磐梯熱海に到着したフェアーウェイ
フェアーウェイ
黒磯行き時のみ専用幕を掲出
フェアーウェイ
フェアーウェイ車内
フェアーウェイ
レディースカーのシート
フェアーウェイ
165系時代のフェアーウェイ
フェアーウェイ
165系時代のシート

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快速やすらぎの日光号

概要

運転区間:新宿〜日光

新宿・池袋など都心のターミナルだけでなく沿線の途中駅にもこまめに停車して乗客を拾い、日光へと向かう全車指定席の快速列車です。宇都宮で進行方向が変わるのが特徴です。都心から日光への観光客輸送は浅草発着の東武鉄道がメインとなっていますが、この列車の登場により、東京西部(新宿・池袋で乗り換え)や埼玉県西部(大宮で乗り換え)から日光へのアクセスが容易になりました。運転は観光シーズンの土休日で、通常は新宿発着ですが、多客時には平塚や千葉発着に延長されることがあります。知名度はフェアーウェイに比べるとまだまだ低く、空席が目立つ列車です。なお、やすらぎの日光号の間合い運転で、日光〜宇都宮間に快速日光ロマン号が日中1往復運転されています。こちらは全車自由席でより気軽に利用できます。

車両

車両はあずさ・かいじ号のE257系置きかえにともなって余剰となった189系6両で、改造工事を経て「彩野」という愛称がつけられています。外観は薄いグレー地に日光の紅葉を題材とした赤と黄色の色が塗られており、同形式の中ではまさに異色の存在となっています。車内は洗面台や壁紙が新しくなっており、極端な古さは感じません。シートも取り替えられはしなかったものの緑色の新しいモケットに張り替えられ落ち着いた印象になっています。現在のところ1編成のみで、土休日には宇都宮線を走る臨時列車に使用されます。また平日には団体列車として活用されています。

彩野
日光に停車中の彩野
彩野
側面には日光の山々と紅葉のイラスト
彩野
モケットの張り替えられたシート
彩野
車内妻面にもイラストが貼られている

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快速マリンビュー舞浜

概要

運転区間:小金井〜東京

宇都宮線から武蔵野線・京葉線を経由して、東京へと向かう列車です。以前は、宇都宮〜東京間に115系のホリデー快速ベイ・ドリームMAIHAMA号が走っていましたが、189系「彩野」誕生とともに置き換えられ、現在の列車名・運転区間となりました。行き先は東京ですが、利用客の目的地は東京ディズニーリゾートや葛西臨海公園などの京葉線沿線の臨海リゾート地帯が主になります。車両は快速やすらぎの日光号と同じものを使用しており、快速やすらぎの日光号の方が運転頻度が高いため、必然的にこの列車の運転は少なくなります。ゴールデンウィークの期間中などに運転されることが多いようです。

車両

車両は快速やすらぎの日光号と同じ189系6両の「彩野」です。詳しくは快速やすらぎの日光号の欄をご覧ください。

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